2018/09/02

カウンセリングって、単に話を聞いてもらうだけでしょ？

カウンセリングを受けたことがありますか？
私の世代では、中々カウンセリングに馴染みがない方が多いのではないでしょうか。

カウンセリングを知ってから、「カウンセリングを受けたら、この人の悩みは解決するかも」と思われる人には、カウンセリングをお勧めしてきましたが、なかなかカウンセリングを受けてくれません。

カウンセリングを受けるということに、抵抗感がある方が多いように思います。

そういう私も、初めてカウンセリングを受けたのは２年前です。
人に勧められて受けることにしたのですが、その当時、とても体調が悪く、仕事に差し支えがでるような状況でした。
病院に行っても、特に問題がないという話で、単に疲れがたまっているのかとも考えたのですが、いつまでも回復せず、ほとほと困っていました。
正直、カウンセリングを勧められ、行ってみることにはしたもの、その効果について、半信半疑でした。
「単に話を聞いてもらっただけで、体調が治るわけない」
そう思っていました。

その認識が間違っていることは、初回のカウンセリングで分かりました。
カウンセラーは、私の話を根掘り葉掘り聞いてくるのではないかと思っていましたが、むしろ、私が話している時間より、先生の説明の時間の方が多かったのです。
話を聞いてもらおうと思って行った、自分の期待は裏切られましたが、カウンセリングが単に話をきくだけではなく、問題解決のためのプロセスであることが分かりました。

心の問題は、行動の問題を生み、行動の問題は、周囲の人との問題を引き起こし、周囲の人との問題は、大きなストレスとなります。
ストレスが溜まっていくと、あらゆる身体症状がでます。

そもそも、私たちは、自分の心について、知識がほとんどありません。
学校で習いませんしね。
また、自分の心の問題は、自分で気づくことがとても難しいのです。
カウンセリングでは、心についての知識を得て、自分の心の問題点を知り、その解決を図っていくことができるようになっています。
単に話を聞いてもらうだけと侮ることなかれってことですね。

私は、もっと多くの人にカウンセリングを受けて頂きたいと思っています。
そのためには、カウンセリングに対する間違ったイメージを正す必要があると思っています。
何より、私もそのイメージのせいで、カウンセリングに行くことを躊躇していましたから。

是非、身体的、精神的な問題を感じたのであれば、気軽にカウンセリングを受けて頂けたらと思います。