書面作成

契約書

契約書を作成する意味とは?

こんなことになるなら、一筆とっておくべきだった…

「契約書を交わすのは、相手を疑っているようで、なんだか気が引けてしまう」
「いちいち契約書を作成していたら、仕事が回らない」
「契約書なしで長年取引しているが、これまで大したトラブルにはなってないから」

その結果

「信頼していたのに、まさかあの人から裏切られるなんて・・・」
「ほんの一手間を惜しんだばっかりに、こんなことになるとは・・・」
「これまでは大丈夫だったのに、あの契約にこんなリスクがあったとは・・・」

このような状況に、心当たりはありませんか?

契約とまではいかなくても、友人関係や仕事上の付き合いで、約束を反故にされたり、不測の事態により自身の立場が危うくなったような経験は、多くの方が苦い想い出とともに記憶されているのではないでしょうか。
ちょっとした人間関係のトラブルであれば、それを糧に人として成長し、そのような経験も酒の肴にして笑い飛ばすこともできるでしょう
しかし、これが法的義務の伴う「契約」であった場合には、そうはいきません。

具体的な金銭賠償の義務があたなに生じてしまい、自分と家族の生活が破綻してしまうこともあるでしょう。また、会社の経営が傾くほどの莫大な負債を抱えることあるかもしれません。 そのような事態は、決してドラマの中だけの出来事ではありません。

「書面化」するということ

では、契約の内容を書面として残している場合はどうでしょうか?

例えば、「○月×日までに100万円返します」

と言ったように、一言でも書面に残している場合、何の証拠もない場合と比べてお金が返ってくる可能性は高くなるでしょう。
相手はお金を借りたことについて、否定することが難しくなるからです。

「契約書」として作成することの重要性

さらに、その書面が形式を整えた「契約書」であれば、より重要な意味を持ってきます。

「形式を整えた契約書」とは、自己が主張する契約について、その法的効果を発生させるために必要な事実(要件事実)が記載されたものであることをいいます。

訴訟に発展した場合、契約の成立を主張する側が、その成立に必要な要件事実を主張・立証していかなければなりません。
その際、要件事実が余すところなく契約書に記載されてあれば、その事実を立証する上で、極めて有利な立場に立つことになります。

このように、適式な契約書を作成しておくことは、裁判所という公的機関に対して、自己の主張を認めてもらうための、非常に強力な武器となります。

契約書の有用性

① 強力な証拠として

本人の署名、又は、記名・押印がある場合高い証拠価値が認められるため、訴訟になった場合に勝てる見込が非常に高くなります。

② 紛争の予防として

上記の通り、適式な契約書は、訴訟になった場合に強力な証拠となります。そのため、契約書の存在自体が相手方に対する強い心理的影響力を及ぼし、相手方が契約を遵守しようとする強い動機付けとなります。
その結果、契約事項が守られ、紛争を未然に防ぐことに繋がります。

③ 公正証書による契約書の効力

金銭の一定の額の支払等を目的とする請求については、一定の要件の下で、判決を得なくても直ちに強制執行を行うことができます(強制執行できない契約もありますので、詳しくは専門家にご相談ください)。

当事務所へ契約書作成をご依頼いただくメリット

多種多様な契約書作成実績

当事務所は、弁護士と司法書士の合同事務所です。それぞれの特性を生かして幅広い分野からのご依頼に対応しております。
これまで、売買契約書、金銭消費貸借契約書等の一般に馴染みのあるものを始め、株式の譲渡契約書、免責的債務引受契約書、債権譲渡担保契約書といった様々な契約書を作成してきた経験があります。

特徴2 徹底したヒアリング

契約には多くの種類があります。そして、契約の目的や内容が多種多様である以上、それに伴うリスクも千差万別です。また、契約類型は同じであっても、当事者の要望や相手方との関係によりそのリスクは異なります。そこで、個別具体的な事情を踏まえたリスクマネジメントを行うため、契約書作成にあたっては詳細なヒアリングを行います。

特徴3 契約自体の見直し等にも踏み込んだ積極的な提案

例えば、「売買契約書」を作りたい、とのご依頼があったとします。ところが、詳しくヒアリングを行うと、非常にリスクが高く、契約書を工夫する程度ではカヴァーできない場合もあります。そのような場合には、そのリスクをじっくりと説明し、他に代案がないか様々な角度から検証し、目的を達成するための方法を提案していきます。

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