2024/07/27
登記
実は、祖父名義だった不動産の遺産分割
事例
父が他界し、父名義と思われた遺産の不動産が実は、祖父名義であることが分かりました。祖父名義となると、父の兄弟や兄弟の子供となり、相続人が増えることになり、名義変更に困難が生じます。
解決
まずは、祖父の相続人が誰かを特定するために戸籍を取得しました。
膨大な数の戸籍を集める必要があり、時間がかかりましたが、相続人は、兄弟や甥、姪合わせて8名が相続人であることが分かりました。
相続人全員にまずは、遺産の不動産について、どのような処理を求めるかアンケートをとりました。
一部の相続人は、相続することを求めませんでしたので、依頼者に対して、相続分を譲渡してもらうことにし、相続分の譲渡契約書へのご署名・ご捺印をいただきました。
一部の相続することを求める相続人には、法定相続分を基礎とした代償金の支払いを提案して、了承を受け、無事に遺産分割が成立しました。
遺産分割協議書を作成して、相続人全員に署名捺印をいただき、不動産の名義変更を行い、指定された振込先に代償金の支払いを行い、手続きの終了となりました。